記録

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あいかわらずバタバタいろんな用がとびこんでくる毎日ですが体調の方はだいぶ落ち着いてHPの減りがゆるくなり(笑)こなすのにも余力がでてきました。
あたたかい応援をくださったみなさまありがとうございます。
すでに2月突入~、仕切り直していきますです。

昨年末、虹の橋をわたった社長の経過報告。
気持ちの整理はまだまだつかずにいるのですが…

社長、15歳。
数か月前から何度かてんかんの発作をおこしていました。
発作の間隔は1か月に1~2回とあいていて老化にともなうもので特に深刻なものではないとのこと、それでも2次的な怪我をしたりしないよう環境を整えるDIYをしたりしていました。

12月中旬、突然てんかんの発作が連続。
一晩に4回、発作がおさまった後はあいかわらずケロッとしてるけどとても気が気じゃなく病院へ。

かかりつけのここは保護猫のセラピーキャットが出迎えてくれます。

前片脚が無いけど元気なお母さん。
社長はといえば発作がない状態ではいたって普通で特に処置することもなくいったん帰宅。

発作はいったん収まったかのように見えたけど深夜から3,4時間間隔で再発。
その発作の合間、食欲がいつにまして凄い。
吐き癖があるのであんまり勢いで食べられると心配なのに吐き戻しもしない。

社長に寄り添うビー。
初恋のおじさまだものね…。

ぱぱぁの仕事の合間をぬって再度病院へ。
重篤はみつからないということでとりあえずてんかんを抑える注射と安定剤を処方してもらい帰宅して引き続き様子を見ることに。

そしてまた夜になって。
発作の間隔はどんどん短くなりとても夜が明けるのを待っているわけにいかなくなりプーケットでは珍しい24時間営業の病院へ。
この時の社長の様子、足元はおぼつかないのに目はギラギラ、度重なる発作のヨダレやお漏らしで体中ベタベタ、拭いてあげたくても唸って本気噛み、触らせてもらえなくてまったく別猫みたいで。(涙)

診察の間にも発作が続き、血液検査では心配していた腎臓疾患はないものの
「てんかんによる脳神経のダメージが累積され興奮状態が続いていてこのままでは消耗する一方なのでとりあえず麻酔で神経を休ませ脱水症状も進んでいるので点滴をしましょう」

この病院はバンコクからの支店で機器もスタッフもそれに準じた装備。
治療に入る前にかかる経費を掲示してデポジットをとるスタイル。
おおまかな計算で…ひと晩入院で5000Baht。
日本円の感覚だと5万円くらいでしょうか。
夜間の急患だし、今後の治療じたいはそこまで及ばないでしょうとのことで、なにより社長をこのままに出来ないのでお願いすることにしました。
まずはドロドロの体をきれいに洗ってもらって麻酔がきいてきたのかウトウトしはじめた社長を後に
帰宅。

翌朝いちばんで病院にむかうとまだ社長は点滴中。
わたしたちの姿を見ると弱々しく首を持ち上げ声にならない声でないてみせる。
立ち上がろうとして足をかくけど立ち上がれない。
ううん、動かなくていいよ、じっとして。
「麻酔で今のところ容態は落ち着いていますがしばらく入院させて様子を見たいと思います。
この後○○の薬と△△の薬を処方しつつ…」
麻酔だけでも結構リスクが高いのにそんなに薬を?

「…で、治療費の見積もりですが…」
いや、無理。もう、いろいろ無理。
生命をつないでもらったことは本当にありがたいけどこの状態は無理。
かかりつけの病院に引き継ぎで診てもらうことにして退院させてもらうことにしました。
継続する意志が無いのが明確になったとたん対応はあっさりしたもので追加料金の精算(麻酔の他に投薬をいくつかで+1000Baht)をして点滴チューブをつけたまま病院を後にしました。

その足でかかりつけの病院へ。
処置の内容を聞いて先生が渋い顔。
「高齢に加えてここまで体力が落ちてるのに麻酔はねぇ…。」
そして、また発作が…。
結局このひと晩で経過がよくなるどころか足腰は立たなくなり瞳孔も開いたままに。
さっきわたしたちの姿をみて…と思ったのは実は気配を感じてだったんだね…

だいぶ衰弱がすすんでいてストレスをかけるのも可哀そうで点滴がすんだら自宅で介護がベストということになりました。

点滴が終わってお迎えにいくまで社長のケージから何もかもとっぱらって発作で粗相してもすぐ取り替えてあげられるようペットシーツを敷き詰めて。

発作の間は体を突っ張るので社長の体よりひとまわり大きいカゴに身体を動かさなくても汚れた部分だけ取り替えられるよう小さ目のタオルを何枚も詰めたものも用意。

社長が帰宅してからはカゴに寝かせていつも見えるように家事や作業の間そばにおいて…

そして。

いよいよ発作の間隔が数分ごとと短くなり社長室(ケージ)の中に一緒に入りそばに寄り添って撫でさすり

浅い呼吸のなか空気砲をはく社長

「もう、苦しいのをがんばらなくていいよ。ありがとうね、ずっと一緒にいてくれてありがとうね…」

最期に大きな空気砲をひとつ。

腕の中で鼓動がデクレッシェンドしていき。

急な体調変化から5日間。
結果的に両極ともいえる2軒の病院にかかったわけですがどちらがどうとはいえず…。
経験豊かで気持ちに寄り添ってくれたかかりつけの先生、設備が整って(経営方針はどうあれ)延命優先で手を尽くしてくれた若い先生

日本からプーケットに移住するにあたってずっと課題だった医療環境。
まだまだ放し飼いが一般的なこの地では望むような管理が難しいのが現状です。

もっともっとそばにいて欲しい…
目の前でどんどん衰弱していく社長の姿に葛藤しつつぱぱぁと出した結論は、社長の生命の意志にまかせよう

猫がゴロゴロ喉を鳴らす、あれは機嫌が良い時だけではなく自ら備わった自然治癒装置でもあるそうです。
生きるためにじっと喉を鳴らして回復を待つのだそうです。
実際の医療現場でも応用した機器が使われています。

先生からは希望するなら発作を抑える注射と点滴をすることは出来るといわれましたが、この期に及んでの移動のほうが可哀そうで。
なにより最期の帰宅後、社長は喉を鳴らすことはありませんでした。
何度も何度も手を当てて確かめてもかすかな響きさえも返ってきませんでした。
そして家で看取ることを決心しました。

「大人な社長が残されるわたしたちのために用意周到に時期を選んで逝ったんだよ」ってコメントをいただきました。
そう考えれば、なるほどそうかもね。
疑問の残る24時間病院も身ぎれいに旅立つためのスパ替わりになったわけで
(最後までモフモフの毛並みを維持できた)
もしもあの時間帯に様態が悪くならなければ連れていってなかったもの。
入院よりも自宅介護を優先の病院を最終的に選ぶことになったのも最期の時までもいっしょにいてくれるためだったんだね。
ぬぅ~、さすが社長だわ( ;∀;)

長い記事にお付き合いありがとうございました。
そしてこの時期に事情を把握して作業の遅れを許していただいてしかもその上ずっと励ましてくださった方たちに心より感謝いたします。
社長の旅立ちを悼んでくださった皆さんにも。
本当に本当にありがとうございました。

猫コレコーナーにいっぱいの子分を従えて(笑)
社長に!っていっぱい送っていただいたちゅーる、ぽんっ!さん、ありがとう♡
以前うさこうさんにいただいた桜の写真、懐かしい生まれ故郷と一緒にと、そばに飾らせていただいてます。

 

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